失敗しないレンタルサロンの選び方|立地・設備・契約のチェックポイント

1. レンタルサロンを選ぶ重要性

レンタルサロンを利用する場合、どのサロンを選ぶかによって、集客・施術の快適さ・リピート率が大きく変わります。

「安さだけで選んで失敗した…」「お灸が使えないサロンだった…」など、後悔しないためにも、事前にチェックすべきポイントを押さえておきましょう。


2. 立地選びのポイント

レンタルサロンの立地は、ターゲットとなる患者層に合っているかが重要です。

✅ 立地別のメリット・デメリット

立地メリットデメリット
駅近・繁華街人通りが多く、集客しやすい競争率が高く、コストがかかる
住宅街地域密着型のリピーターが増えやすい初めての患者を集めにくい
オフィス街仕事帰りのビジネスマンに需要あり休日・夜の集客が難しい

🔹 ポイント:

  • ターゲット層(会社員・主婦・高齢者など)を考えて選ぶ
  • 周辺の競合店舗をリサーチし、差別化できるか確認
  • 駅から徒歩何分かをチェック(徒歩5分以内が理想)

3. 施術設備の確認方法

レンタルサロンには、すでにベッドや設備が整っていることが多いですが、鍼灸施術に適しているかを事前に確認することが大切です。

✅ チェックすべき設備リスト

施術ベッド → 高さ・幅・クッション性は十分か?
換気設備 → お灸の煙やにおいがこもらないか?
待合スペース → 患者さんがリラックスできる環境か?
洗面・消毒設備 → 手洗いや消毒がしやすいか?
施術に必要なコンセント・照明 → 手元が明るく、使いやすい環境か?

🔹 ポイント:

  • 実際に内見し、施術しやすい環境か確認する
  • お灸の使用可否を必ず確認(NGのサロンも多い)
  • 他の施術者と共有スペースをどのように使うかチェック

4. 契約時の注意点

レンタルサロンには、「時間貸し」と「月額制」の2種類の契約方法があります。それぞれの特徴を理解して、自分に合った契約を選びましょう。

✅ 契約形態の違い

契約形態メリットデメリット
時間貸し必要なときだけ使えるので低コスト予約が埋まると利用できない
月額制いつでも利用できる安心感コストがかかるため、集客が必要

✅ 契約前に確認すべきポイント

  • 利用料金の計算方法(時間単位 or 月額制)
  • キャンセルポリシー(予約変更ができるか)
  • 他の施術者とのスケジュール調整のルール

🔹 ポイント:

  • 開業初期は時間貸しで様子を見て、軌道に乗ったら月額制を検討
  • 契約前に細かいルール(施術可能時間・共有スペースの使用ルール)を確認

5. まとめ

レンタルサロンを選ぶ際は、立地・設備・契約内容をしっかり確認することが重要です。

失敗しないためのチェックリストターゲットに合った立地を選ぶ
設備(施術ベッド・換気・消毒設備など)を事前に確認する
契約形態(時間貸し or 月額制)を理解し、適したものを選ぶ

「とりあえず安いから…」と契約すると、後で後悔することも多いので、じっくり比較・検討して、自分にとってベストなサロンを見つけましょう!


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参考:鍼灸院をレンタルサロンで開業するメリット・デメリットは? 開業手順まで徹底解説!


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