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鍼灸小話
古代九鍼とは何か 九種の鍼具の形状・用途・現代への継承を解説
1. 古代九鍼とは:鍼治療の原点にして道具体系 古代九鍼とは、中国古典『黄帝内経・霊枢』に記載された、用途・形状・刺激の性質に基づき分類された九種類の鍼具の総称である。九種類の鍼はそれぞれ独自の役割をもち、皮膚表面の刺激 […] -
鍼灸小話
人間性を高める事は大切 日本鍼灸大学#016
鍼灸師には人間性が大切だと思う。 やっぱり人間性って大事じゃないですか 鍼灸師である前に、その人間性を構築するのは 日々の生活だったりとか、人との触れ合いだったりと思うので 結局、鍼灸師の難しいところって、 雇われだった […] -
鍼灸小話
大人のADHDの基礎知識と臨床的特徴|鍼灸師が理解しておきたい生理学・行動特性・施術のポイント
1. ADHDとは? ADHD(注意欠如・多動症)は、注意の維持、衝動性の制御、活動性の調節に関わる神経発達症である。従来は小児に多いとされたが、近年は成人の診断数が増加している。これは社会的理解の進展に加え、生活環境が […] -
鍼灸小話
予防医学としての鍼灸の意義とは|健康維持・未病ケアに役立つ科学的メカニズムと臨床的価値
予防医学としての鍼灸の意義とは 健康維持・未病ケアを支える東洋医学的アプローチと科学的根拠 健康意識が高まる現代において、「病気を治す」から「病気になる前に整える」という予防医学の考え方が広く浸透しつつあります。生活習慣 […] -
鍼灸小話
コミュニティナースとは|役割・仕事内容・必要な資格・地域包括ケアにおける専門的意義
1. はじめに:コミュニティへの関わりが求められる時代背景 医療提供体制はここ数年で大きく構造的転換点を迎えている。高齢化の急速な進行、慢性疾患の増加、独居世帯の増加、地域差による医療アクセスの不均衡などにより、「診療室 […] -
鍼灸小話
毫鍼(ごうしん)とは何か 構造・理論・刺鍼技術・臨床応用までを体系的に解説
1. 毫鍼とは:現代鍼灸の中心となる鍼具 毫鍼とは、現在の鍼灸臨床において最も一般的に使用されている、細く長い金属製の鍼である。一般に「鍼」と言えばこの毫鍼を指すことが多く、現代鍼灸の標準的な治療道具として位置づけられて […] -
鍼灸小話
鍉鍼(ていしん)とは何か:歴史・理論・特徴・臨床応用まで解説
1. 鍉鍼とは:定義と位置づけ 鍉鍼とは刺入を目的とせず、皮膚表面に優しく接触させることで気血の流れを調整する鍼具である。形状は先端が丸く、皮膚を損傷する恐れが少ないため、古典では気血の巡りを調え、表層の滞りを解消するた […] -
鍼灸小話
東洋医学技術教育振興財団の歴史と実績 ― 創設から現代まで、東洋医学教育を支えてきた歩み
はじめに 現代における東洋医学(鍼灸・漢方・手技療法など)の教育と普及には、制度的な裏付けと、教育の継続性を支える組織の存在が欠かせません。その中でも、東洋医学技術教育振興財団は、日本の伝統医療の教育・研修体制を支える重 […] -
鍼灸小話
体を温めるとなぜ心と体が整うのか|冷え・自律神経・むくみ・うつ症状と鍼灸の関係をやさしく解説
はじめに:なぜ「体を温める」ことが注目されているのか 「冷えは万病のもと」と言われるほど、体温や血流の低下は様々な不調と関連しています。近年は、自律神経の乱れ、むくみ、メンタルの不調(うつ症状)など、心身の問題に冷えが深 […] -
鍼灸小話
効果的なお灸の据え方とは?:首藤傳明先生への質問 日本鍼灸大学#015
Q:効果的なお灸の使い方を教えてください? A:2つあります。非常に硬結が出て押さえると痛い硬いという これは、私は標治法のツボだという風に思っています。 これが大事なツボです。 それともう1つは虚したツボ。 例えば、復 […]
