-
鍼灸小話
鍼灸師のための解剖学入門③:肩甲骨の骨学と肩周囲のツボ
はじめに 肩甲骨は、鍼灸臨床において最も触れる機会の多い骨のひとつです。肩こり、肩関節周囲炎(五十肩)、頸肩腕症候群など、現代の臨床現場でよく訴えられる症状の多くに関わっており、その評価・施術に欠かせません。肩甲骨は胸郭 […] -
鍼灸小話
鍼灸師のための解剖学入門②:頸椎・胸椎の触診ポイントと関連ツボ
はじめに:頸椎・胸椎はツボの“縦軸” 鍼灸師にとって背骨は、取穴の「縦のものさし」として欠かせない存在です。とりわけ頸椎から胸椎にかけては、督脈や膀胱経の多くの経穴が並び、臨床で頻繁に使われます。しかし、学生の段階では「 […] -
鍼灸小話
鍼灸師のための解剖学入門①:頭蓋骨のランドマークとツボ取穴の基準
はじめに:なぜ頭蓋骨を学ぶのか 鍼灸師にとって「骨」はツボを探すための座標軸です。特に頭部は経穴が集中しており、百会・攅竹・太陽など臨床で頻用されるツボの多くが頭蓋骨の骨学的ランドマークを基準に取穴されています。骨の位置 […] -
鍼灸小話
鍼灸とウェルビーイング:SDGsが目指す幸福と健康のかたち
はじめに:ウェルビーイングと鍼灸の接点 近年、「ウェルビーイング」という言葉が注目を集めています。単なる健康や長寿ではなく、心身ともに満たされ、社会的にも幸福な状態を指す概念です。SDGsの目標3「すべての人に健康と福祉 […] -
鍼灸小話
古代中国医学に学ぶ“循環型社会”の知恵|東洋思想とSDGsの接点
はじめに:歴史から未来を考える SDGsは現代に生まれた国際目標ですが、その根底にある「循環」や「調和」の思想は、実は古代から存在していました。古代中国医学は「人と自然は一体」という視点に基づき、体や社会を循環するものと […] -
鍼灸小話
気・血・水とSDGs:持続可能なバランスの考え方|東洋医学が示す調和の知恵
はじめに:東洋医学の三要素「気・血・水」 東洋医学では、人の体を「気・血・水」という3つの要素で捉えます。 これらがバランスよく巡ることで、体は健やかに保たれると考えられています。実はこの「調和の思想」は、持続可能性を重 […] -
鍼灸小話
「未病を治す」という考え方はSDGs的?東洋医学が示す予防医療の重要性
はじめに:「未病」という視点 「未病(みびょう)」とは、病気と健康のあいだの状態を指します。明確な病気ではないけれど、なんとなく不調がある――これをケアすることが東洋医学の大きな役割です。 現代医療は「病気になってから治 […] -
鍼灸小話
鍼灸師のキャリアとSDGs:これからの働き方と未来の選択肢
はじめに:変わる鍼灸師のキャリア観 これまで鍼灸師のキャリアといえば「開業」や「勤務」が中心でした。しかし、社会がSDGsを重視するようになった今、鍼灸師の働き方はより多様化し、広がりを見せています。 環境配慮、地域医療 […] -
鍼灸小話
鍼灸院のSDGs実践をPRする方法|SNS・院内掲示で信頼を高める工夫
はじめに:SDGsを「伝える」ことの重要性 鍼灸院がSDGsに取り組んでいても、それを患者さんや地域に伝えなければ存在しないのと同じです。環境配慮や地域活動などの小さな努力も、適切にPRすることで「安心できる鍼灸院」とし […] -
鍼灸小話
サステナブル経営で信頼される鍼灸師になるには|地域と未来を支える働き方
はじめに:鍼灸師とサステナブル経営 これからの鍼灸師に求められるのは「技術力」だけではありません。環境配慮や地域貢献、働きやすい職場づくりなど、持続可能な経営=サステナブル経営が、信頼される鍼灸師の条件になりつつあります […]