鍼灸院の集客成功法|SNS・ポータルサイト活用&リピーター獲得のコツ

1. 鍼灸院の集客が難しい理由とは?

レンタルサロンで鍼灸院を開業すると、「通りすがりの患者さん」がほぼゼロという状況になりがちです。

これは、看板を設置できなかったり、路面店ではないため視認性が低いことが原因です。
そのため、ネットを活用した集客が必須となります。

そこで、今回は「SNS集客」「ポータルサイト集客」「リピーター獲得」の3つの施策を詳しく解説します。


2. SNSを活用した集客法

✅ SNSは「信頼」と「認知」のためのツール

鍼灸院のSNS運用では、以下の目的で活用できます。

認知拡大:ターゲット層に「鍼灸院の存在」を知ってもらう
信頼構築:施術の流れや症例を発信し、安心感を与える
リピーター維持:LINEやInstagramを活用して患者さんとつながる

✅ Instagramの活用ポイント

Instagramは「ビジュアルで訴求できるSNS」なので、施術の様子やビフォーアフターを発信するのに適しています。

🔹 投稿のネタ例

  • 施術の流れを写真付きで紹介(例:「初めての鍼灸施術の流れ」)
  • ビフォーアフター(例:「肩こりが1回で軽くなった!」など)
  • 患者さんの声(許可を得て掲載)
  • 鍼灸の豆知識(例:「ツボの効果」など)

🔹 Instagramの運用ポイント

  • ハッシュタグを活用(例:#鍼灸 #レンタルサロン開業 #肩こり改善 など)
  • ストーリーズを毎日更新(エンゲージメントを高める)
  • プロフィールに「予約リンク」を設置(LINE公式やポータルサイトのURLを載せる)

3. ポータルサイトを活用した集客法

✅ ポータルサイトとは?

ポータルサイトとは、「鍼灸院を探している人」と「鍼灸院」をマッチングするサイトです。

✅ おすすめのポータルサイト

サイト名特徴
EPARKリラク&エステネット予約機能が充実している
ホットペッパービューティー集客力が強く、美容鍼などの掲載に向いている
GoogleビジネスプロフィールGoogle検索で上位表示されやすく、無料で運用できる

✅ ポータルサイトの活用ポイント

🔹 基本情報を充実させる

  • 写真を多めに掲載(施術スペース、施術中の様子、スタッフの顔写真など)
  • 施術メニューを詳細に記載(料金・施術時間・効果の説明)
  • 口コミを増やす(患者さんに口コミをお願いする)

🔹「初回割引」を設定 ポータルサイト経由の患者さんは「お試し」で来院するケースが多いので、初回限定価格を設定すると予約率がアップします。

🔹 Googleビジネスプロフィールも必須 Google検索で「地域名+鍼灸院」と検索したときに上位表示されるため、無料でできる最強の集客ツールです。


4. リピーターを増やす施策

✅ なぜリピーターが重要なのか?

鍼灸は「継続することで効果が高まる」ため、1回だけの施術で終わらせず、定期的に来てもらうことが大切です。

✅ リピーターを増やす3つの方法

施術後に次回予約を促す「1週間後にもう一度施術すると、より効果が出ますよ」と案内すると、次の来院につながりやすくなります。

LINE公式アカウントでつながる → 「施術後にケア方法をお送りします!」と伝えてLINE登録を促すと、リピーターにつながりやすい。
キャンペーン情報予約のリマインドを配信するのも効果的。

回数券・定期コースを用意 → 「3回セット」「6回コース」などのお得なプランを用意し、継続利用を促す。


5. よくある質問(Q&A)

Q1. InstagramとX(Twitter)、どちらを使うべき?

A. 両方使うのが理想ですが、Instagramのほうが集客に直結しやすいです。
X(Twitter)は「拡散力」があるので、フォロワーが増えると影響力を持ちやすいですが、地域密着型の集客にはInstagramのほうが適しています。

Q2. ポータルサイトに登録すると集客できますか?

A. 登録しただけでは集客できません。
口コミを増やしたり、魅力的な写真やメニューを掲載したりすることで、予約率がアップします。

Q3. LINEを導入したほうがいいですか?

A. はい、絶対に導入すべきです。
「1:1のコミュニケーション」ができるので、施術後のフォローやリマインドがしやすく、リピーター獲得に有効です。


6. まとめ

鍼灸院の集客は、「SNS」×「ポータルサイト」×「リピーター施策」の3つを組み合わせるのが最も効果的です。

SNSを活用して信頼を構築(Instagram・X・LINE)
ポータルサイトで新規患者を獲得(EPARK・ホットペッパービューティー・Google)
リピーター施策で定期的な来院を促進(LINE・次回予約・回数券)

これらを組み合わせて運用すれば、レンタルサロンでの開業でも安定した集客が可能になります!


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参考:鍼灸院をレンタルサロンで開業するメリット・デメリットは? 開業手順まで徹底解説!


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