鍼灸院開業に必要な道具リスト|持ち運び&レンタルサロン対応の施術備品

1. 鍼灸院開業に必要な道具とは?

鍼灸院を開業する際に必要な道具は、施術に関わる基本的なアイテムと、患者さんの快適性を高めるアイテムに分かれます。特にレンタルサロンを利用する場合は、持ち運びがしやすく、衛生管理を徹底できる備品選びが重要です。

▼ 道具選びのポイント
衛生管理がしやすいもの(消毒・使い捨てアイテムを活用)
コンパクトで持ち運びしやすいもの(折りたたみ式や軽量の備品)
レンタルサロンのルールに対応しているもの(煙・においの出にくいお灸など)


2. 必須アイテム一覧(鍼・お灸・消毒用品など)

鍼灸施術に欠かせないアイテムをカテゴリ別に紹介します。

🪡 鍼(はり)

ディスポーザブル鍼(使い捨て鍼)(衛生的で感染リスクを低減)
ステンレス鍼・銀鍼・金鍼(施術内容に応じて選択)
鍼管(しんかん)(鍼を正確に刺入するための管)

🔥 お灸(きゅう)

直接灸用のもぐさ(台座灸と異なり、直接肌に乗せるタイプ)
台座灸(せんねん灸など)(煙やにおいが抑えられるタイプ)
電子灸(煙やにおいが気になるサロンでの施術に適している)

🧼 消毒用品

アルコール消毒液(施術前後の手指・器具の消毒)
精製水・脱脂綿(皮膚の清拭・消毒)
滅菌パック(鍼やその他の器具を清潔に保管)

💺 施術ベッド・クッション

折りたたみ施術ベッド(持ち運びしやすい軽量タイプが便利)
フェイスクッション(うつ伏せ施術時の患者さんの負担軽減)
防水シーツ・タオル(汗やオイルによる汚れ防止)

📄 受付・カルテ用品

問診票・同意書(初回患者さんの施術前に必須)
カルテ管理システム(デジタル化すると管理が楽)
スケジュール帳・予約管理ツール(次回予約を促すために活用)


3. レンタルサロン向け!持ち運びに便利な施術備品

レンタルサロンでは、道具を持ち運ぶ必要があるため、できるだけコンパクトで軽量なものを選びましょう。

▼ おすすめの持ち運びアイテム
🎒 キャリーケース・収納ボックス(移動時の負担を軽減)
💺 折りたたみ施術ベッド(軽量タイプは約10kg~15kg)
🌿 コンパクトな台座灸(煙やにおいが少なく、利用可能なサロンが多い)
🧴 ミニサイズの消毒用品(スプレーボトルなどで持ち運びしやすく)


4. 煙・におい対策のためのアイテム選び

レンタルサロンでは「お灸の煙がNG」というケースもあります。そのため、におい対策や代替アイテムの活用が重要です。

煙の少ないお灸(炭化もぐさタイプ)
電子お灸(温熱機器として使える)
消臭スプレー(施術後の部屋のにおい対策)
空気清浄機・換気扇付きサロンの選択

レンタルサロンの規約を事前に確認し、適切な道具を準備しましょう。


5. まとめ|準備を万全にして開業を成功させよう

レンタルサロンでの鍼灸院開業では、道具の選び方が成功のカギを握ります。

🔍 重要なポイント
鍼・お灸・消毒用品は衛生管理を考えて選ぶ
レンタルサロンで持ち運びやすい軽量な施術ベッドを選択
お灸の煙・におい対策のために炭化もぐさや電子お灸を活用

適切な道具を準備し、快適で安全な施術環境を整えましょう!


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参考:鍼灸院をレンタルサロンで開業するメリット・デメリットは? 開業手順まで徹底解説!


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