うつ病で休職した後、「仕事に戻れるだろうか」「また再発してしまうのでは」と不安を感じる方は少なくありません。
しかし、適切な準備とサポートを受けながら進めていけば、無理なくスムーズに復職することは十分可能です。
この記事では、うつ病からの復職までの流れや注意点、職場との調整ポイント、再発予防のヒントをわかりやすくご紹介します。
焦らず、自分のペースで一歩ずつ進んでいきましょう。
復職のタイミングはいつがいい?判断のポイント
うつ病からの復職に明確な「正解の時期」はありません。
重要なのは、心身の状態がある程度安定し、日常生活を無理なく送れるようになっているかです。
◆ 主治医がOKを出しているか
まずは主治医の判断が最優先です。
復職希望を伝えたうえで、「仕事に戻る準備が整っているか」を一緒に確認してもらいましょう。
◆ 日常生活に問題なく対応できているか
- 朝きちんと起きて活動できている
- 規則正しい生活リズムが整っている
- 食事・睡眠・運動が安定している
こうした日常の自己管理ができるようになっていれば、復職に向けた準備段階に入ったサインとも言えます。
➡ 関連記事:うつ病に効果的なセルフケア5選|心を整える日常習慣
復職までのステップ|段階的なプロセスがカギ
復職には段階的な準備が重要です。以下は、一般的な復職までのステップです。
【STEP1】主治医から「復職可能」の診断書をもらう
復職には、**医師の診断書(就労可能の証明)**が必要です。
この診断書がなければ、会社側も復職手続きを進められません。
【STEP2】会社へ復職の意思を伝える
上司や人事担当者に連絡し、復職希望の時期・診断書の提出などを行います。
必要に応じて面談が実施される場合もあります。
【STEP3】産業医との面談
企業によっては、産業医との面談が義務付けられているケースもあります。
職場環境や業務内容が復職者にとって適切かどうかを判断する重要な機会です。
【STEP4】職場復帰支援プログラム(リワーク)を活用する
リワークとは、復職に向けたトレーニングプログラムです。
生活リズムの安定・軽作業・集団活動の練習など、段階的に復職に備えることができます。
➡ 関連記事:うつ病の治療法まとめ|薬物療法・カウンセリング・生活改善の選択肢を解説
復職後に気をつけたいこと|再発を防ぐために
復職はゴールではなく、新たなスタートです。
特に復職直後は、心身がまだ完全に回復していないことも多く、再発のリスクが高まりやすい時期でもあります。
◆ 復職後の注意点
- 最初からフルパフォーマンスを求めない
- 疲れたら休む習慣をつける
- 周囲の期待に無理に応えようとしない
- 自分の変化に敏感になる(再発の兆候に気づく)
◆ 定期的な通院とセルフチェックを継続
復職後も主治医との連携は続けましょう。
「うつが再発しそう」と感じたら、早めに対処することが再発防止につながります。
➡ 関連記事:うつ病セルフチェック|簡単な質問で心の状態を確認しよう
職場側との連携も重要|制度や働き方の調整を活用
復職後の働き方は、柔軟な調整が鍵になります。
企業によっては、以下のようなサポート制度を導入しているところもあります。
◆ 時短勤務・時差出勤
フルタイム勤務が難しい場合、徐々に時間を延ばしていく方法です。
◆ 配置転換・業務調整
負担の少ない部署や業務へ一時的に変更してもらうケースもあります。
◆ 面談・相談制度の活用
定期的に上司や人事と話す機会を持つことで、不安や問題を溜め込まずに相談できる環境作りが可能です。
制度は遠慮せず活用しましょう。働きながら回復を続けるための仕組みとして考えることが大切です。
まとめ
うつ病からの復職は、自分のペースで少しずつ進めていくことが大切です。
主治医の判断や職場との連携、生活リズムの安定など、準備を丁寧に整えることで、無理なく仕事に戻ることができます。
「また働けるかな」と不安になるのは当然です。だからこそ、焦らず段階的に、支援制度も活用しながら前に進んでいきましょう。
この記事が、復職への一歩を踏み出すあなたの背中をそっと押すきっかけになれば幸いです。
🔗うつ病の関連記事はコチラ
うつ病とは?症状・原因・治療法をやさしく解説【初心者向けガイド】
🔗鍼灸の関連記事はコチラ
[鍼灸の基礎知識:日本鍼灸の進化と現代医療における役割]
[鍼灸と自律神経の関係|ストレス軽減と健康改善のメカニズム]
[鍼灸でサポートする産後うつ|ホルモンバランス調整とストレス緩和によるケア]