「うつ病かもしれない」と思ったとき、セルフチェックは変化に気づく手がかりになります。ただし、項目の数だけでうつ病かどうか、あるいは安全かどうかは判断できません。気分の落ち込みや、これまで楽しめたことへの興味の低下が続き、生活に支障があるなら、医療機関や相談窓口に話してください。「死にたい」「消えたい」という気持ちがある場合は、該当する項目が一つだけでも、点数の結果を待たずに助けを求めてください。
うつ病のセルフチェックで確認したいこと
ここでは病名を判定するためではなく、最近の変化を言葉にするために、次の点を振り返ります。いつから続いているか、ほぼ毎日か、仕事・学校・家事・人付き合いにどの程度影響しているかも一緒にメモしておくと、相談時に伝えやすくなります。
- 気分の落ち込みが続いているか、以前は楽しめたことに興味が持てなくなったか
- 睡眠や食欲、疲れやすさ、集中力に変化があるか
- 自分を強く責めたり、価値がないと感じたりすることがあるか
- 「死にたい」「消えたい」、自分を傷つけたいという気持ちがあるか
厚生労働省は、落ち込みが何週間も続く場合には専門家への相談が必要と案内しています。症状が少なくても、つらさや生活への影響があれば相談してかまいません。反対に、項目が多くても、このページだけで診断はできません。
「死にたい」「消えたい」と感じるとき
一人で抱えず、今すぐ人とつながってください。差し迫った危険がある、自分を傷つけてしまいそう、すでに傷つけた場合は、119に電話するか、近くの救急医療機関に助けを求めてください。可能なら、近くにいる人に今の状態を伝え、一人にならないでください。
すぐに話せる相談先として、厚生労働省の「まもろうよ こころ」電話相談窓口があります。掲載されている「#いのちSOS」(0120-061-338)は24時間365日受け付けています。電話が難しい場合は、同サイトのSNS相談も確認できます。受付状況は各窓口の最新案内を確認してください。
相談や受診を考える目安
落ち込みや興味の低下が続く、眠れない・食べられないなどの変化がある、普段の生活がつらいときは、精神科・心療内科や、かかりつけ医に相談してください。体調の変化にはほかの病気や薬の影響が関わることもあり、専門家が状況を確認します。受診先に迷う場合は、保健所・精神保健福祉センターや厚生労働省の相談先案内を利用できます。受診を考えるために「5項目以上」になるのを待つ必要はありません。
相談前には、症状が始まった時期、睡眠・食欲の変化、生活で困っていること、服用中の薬などをメモすると役立ちます。服薬中の薬を自己判断で中止・変更しないでください。
セルフチェックでわからないこと
このページは、正式な質問票を実施したり、うつ病と診断したりするものではありません。「はい」の数から重症度や安全性を推定することもできません。うつ病のように見える症状はさまざまな要因で起こりえます。必要な確認や治療は医療者と相談して決めてください。鍼灸やセルフケアを受診・治療の代わりにしないでください。
よくある質問
該当項目が少なければ、うつ病ではありませんか?
いいえ。項目が少なくてもつらさが強い場合や生活に支障がある場合は相談してください。「死にたい」「消えたい」という気持ちは項目数に関係なく、早急に助けを求めるサインです。
2週間経つまで受診を待つべきですか?
待つ必要はありません。症状が強い、生活に大きな支障がある、自分を傷つけたい気持ちがある場合は早めに相談してください。症状が続いている場合も医療機関に相談しましょう。
最初にどこへ相談すればよいですか?
かかりつけ医、精神科・心療内科、地域の相談窓口などから、利用しやすいところに相談できます。差し迫った危険がある場合は救急の支援を優先してください。






