日本鍼灸大学 
1. はじめに｜冷えと免疫力の関係
「手足がいつも冷たい」「冬になると風邪をひきやすい」そんな悩みはありませんか？ 実は、体温が下がると免疫力も低下することが知られています。
体温が1℃下がると、免疫力は30％低下すると言われており、冷えを放置するとウイルスや細菌に対する抵抗力が弱まります。逆に、適切な温活を行うことで免疫機能が正常に働き、病気にかかりにくい体を作ることが可能です。
本記事では、冷えが免疫に与える影響と、体温を上げるための食事・運動・生活習慣を詳しく解説します。
📌 関連リンク：免疫力を高める生活習慣｜朝のルーティンと夜のリラックス法
2. 冷えが免疫力を低下させる理由
2-1. 血流が悪くなり、免疫細胞の働きが低下
✅ 免疫細胞（白血球）は血液とともに体内を巡り、病原体を排除する
✅ 冷えにより血行が悪くなると、免疫細胞の巡回が滞り、ウイルスや細菌への抵抗力が低下
2-2. 内臓の機能が低下し、代謝が悪くなる
✅ 体温が下がると、内臓の働きが鈍くなり、消化吸収や老廃物の排出が滞る
✅ 腸内環境が悪化すると、腸内に存在する免疫細胞の働きが低下する
📌 関連リンク：腸内環境と免疫の関係｜腸活で健康を守る方法
2-3. 自律神経が乱れ、免疫力が低下する
✅ 冷えは自律神経のバランスを崩し、免疫機能をコントロールする副交感神経の働きを低下させる
✅ ストレスと冷えが重なると、さらに免疫力が落ち、体調を崩しやすくなる
📌 関連リンク：ストレスが免疫を下げる？自律神経を整える方法
3. 体温を上げるための温活習慣
3-1. 体を温める食事を意識する
✅ ショウガ・ニンニク・ネギ・発酵食品など、血流を促進する食材を積極的に摂取
✅ 温かいスープや鍋料理で、内臓から温める
📌 おすすめレシピ：「ショウガたっぷりの味噌汁」
- 材料：味噌（大さじ1）、だし汁（300ml）、ショウガ（すりおろし小さじ1）、ネギ（適量）
- 作り方：鍋でだし汁を温め、味噌とショウガを溶かし、ネギを加える
📌 関連リンク：冬に負けない！免疫力を強化する温活食材とレシピ
3-2. 軽い運動で血流を促す
✅ 適度な運動をすることで、血流が促進され、基礎体温が上昇
✅ 激しい運動ではなく、ウォーキングやストレッチが効果的
📌 おすすめの運動
- 朝のウォーキング（15〜30分） → 体温を上げる＆自律神経を整える
- スクワット（1日10回） → 筋肉量を増やし、基礎代謝を向上
📌 関連リンク：適度な運動で免疫力アップ！ウォーキング・ヨガ・ストレッチの効果
3-3. 入浴で体を芯から温める
✅ シャワーだけでなく、38〜40℃の湯船に10〜15分浸かる
✅ エプソムソルト（硫酸マグネシウム）やバスソルトを入れると血行促進効果がアップ
📌 関連リンク：睡眠と免疫力の関係｜質の良い睡眠をとるための習慣
3-4. 冷えない服装を意識する
✅ 「首・手首・足首」の3つの首を温めると、全身の冷えを防ぐ
✅ 天然素材（ウール・シルク・コットン）の衣類を選び、保温性を高める
3-5. 良質な睡眠を確保する
✅ 寝不足は自律神経を乱し、体温調節機能を低下させる
✅ 温かい飲み物を飲んだり、軽いストレッチをしてから寝ると、スムーズに入眠できる
📌 関連リンク：免疫力を高める生活習慣｜朝のルーティンと夜のリラックス法
4. まとめ｜温活習慣で免疫力を高めよう！
✅ 冷えは免疫力を低下させるため、温活が重要
✅ 体を温める食事・運動・入浴を取り入れることで、体温を維持
✅ 血流を促進し、腸内環境や自律神経を整えることが免疫力向上につながる
日々の温活習慣を意識し、病気に負けない体を作りましょう！
🔗 関連リンク
[冬に負けない！免疫力を強化する温活食材とレシピ]
[適度な運動で免疫力アップ！ウォーキング・ヨガ・ストレッチの効果]
🔗鍼灸の関連記事はコチラ
[鍼灸の基礎知識：日本鍼灸の進化と現代医療における役割]
[鍼灸と自律神経の関係｜ストレス軽減と健康改善のメカニズム]
