「大人になってもニキビができる…」
「化粧品を変えても肌荒れが改善しない」
「生理前になると吹き出物が必ず出る」
そんな悩みに心当たりはありませんか?
スキンケアでは限界を感じたときこそ、体の内側から整える美容鍼灸という選択肢があります。
この記事では、東洋医学の視点を交えながら、美容鍼灸がニキビ・肌荒れにどう作用するのかをやさしく解説します。
1. ニキビや肌荒れの原因は「内側」にある?
肌トラブルの多くは、身体の内側の不調と関係しています。
原因 | 内容 |
---|---|
ホルモンバランスの乱れ | 生理前・ストレス・睡眠不足などで皮脂分泌が増える |
胃腸の不調 | 消化力の低下や便秘により毒素が排出されず肌に現れる |
自律神経の乱れ | 睡眠の質低下やストレスにより肌の代謝が滞る |
冷え・血行不良 | 毛細血管の循環が悪くなり、肌に栄養が届きにくい |
こうした要因を無視して表面的なケアだけをしても、根本的な解決にはつながりにくいのです。
2. 美容鍼灸のアプローチ|体の内側から肌を整える
美容鍼灸は、肌そのものへのアプローチと同時に、全身のバランス調整を重視します。
✔ 内臓の働きを整えるツボへの刺激
東洋医学では、肌は「内臓の鏡」とも言われます。
とくに「肺・脾(ひ)・腎(じん)」の働きが、肌の状態に密接に関わっているとされています。
鍼灸では、これらの臓腑のバランスを整えるツボ(足・手・お腹まわり)を刺激し、肌が整いやすい“内臓環境”をつくるサポートを行います。
✔ ホルモンバランスと自律神経の調整
ストレスや生理周期によるホルモン変動が肌荒れの引き金になることも。
美容鍼灸では、顔だけでなく、手足や頭・背中などの経穴を使って、自律神経とホルモンのバランス調整を行います。
これにより、肌トラブルの起きにくい“穏やかな体調”を維持しやすくなります。
✔ 顔の血流・リンパの流れを改善
炎症を起こしている肌には、滞りがつきもの。
顔の血流やリンパの流れをスムーズにすることで、赤み・腫れ・ゴワつきの改善が期待できます。
- 老廃物の排出がスムーズになる
- 細胞の修復力が高まりやすくなる
- 化粧ノリやトーンアップも実感されやすい
など、肌の基礎力を内側から引き上げることができます。
3. ニキビ・肌荒れに効く代表的なツボ
ツボ名 | 場所 | 効果 |
---|---|---|
合谷(ごうこく) | 手の甲、親指と人差し指の間 | 顔の血行促進、肌トラブル全般に対応 |
三陰交(さんいんこう) | 内くるぶしから指4本上 | ホルモンバランス・生理前ニキビに効果的 |
足三里(あしさんり) | 膝下の外側 | 胃腸の働きを助け、肌の代謝を促進 |
曲池(きょくち) | 肘の外側 | 炎症を鎮める、ニキビや吹き出物の改善に |
天枢(てんすう) | おへその横3〜4cm | 腸内環境を整える、便秘由来の肌荒れに |
これらのツボは、美容鍼灸師が体調を見ながら組み合わせて施術します。
4. 食事や生活習慣とセットで効果アップ
美容鍼灸は、「根本的に体質を整える」施術ですが、日々の生活習慣とセットで考えることが重要です。
✔ 意識したいポイント:
- 睡眠時間の確保(7時間以上)
- 便秘しないよう水分・食物繊維を意識
- ビタミンB群・亜鉛・たんぱく質の摂取
- カフェイン・アルコールを控えめに
これらを整えることで、美容鍼灸の効果がさらに発揮されやすくなります。
5. こんな方におすすめです
- 生理前やストレス時に肌が荒れやすい
- 大人ニキビが繰り返しできる
- 化粧品が合わずに肌が不安定
- 肌と体調の変化が連動していると感じる
- スキンケアを変えても変化がない
こういった悩みがある方は、美容鍼灸による“肌と体のトータルケア”を取り入れてみる価値があります。
おわりに|肌の悩みは「からだの声」かもしれない
繰り返すニキビや肌荒れは、身体が発しているサインかもしれません。
化粧品だけで隠すのではなく、その奥にある原因に目を向けることが、美しさを保つための第一歩です。
美容鍼灸は、肌だけを見ているのではなく、内臓・自律神経・血流など、からだ全体を見てケアする施術です。
「肌も、体も、なんだか調子がいい」
そんな変化を、ぜひ一度体験してみてください。
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