自宅でできるトリガーポイントセルフケア|ストレッチ&マッサージ

はじめに|トリガーポイントのセルフケアが重要な理由

トリガーポイントは、筋肉の使いすぎや血流不足によって発生する筋肉の硬結(しこり) であり、放置すると慢性的な痛みの原因となる。施術によって緩和できるが、日常のセルフケアを行うことで、症状の改善を早め、再発を防ぐことができる

セルフケアで施術の効果を長持ちさせる
血流を改善し、トリガーポイントができにくい体を作る
自分でできるケアを知ることで、痛みをコントロールしやすくなる

本記事では、トリガーポイントのセルフケアとして効果的なストレッチ・マッサージ方法 を紹介する。


1. トリガーポイントセルフケアの基本

① セルフマッサージ(指圧・フォームローラー・テニスボール)

トリガーポイントはピンポイントで押圧することで緩和しやすい。指圧やフォームローラー、テニスボールを活用すると効果的。

指で押す(親指や中指を使う) → じわっと圧をかけ、30秒ほど維持
テニスボールを使う → 床や壁に押し当てて、硬結を刺激
フォームローラーを使う → 広範囲をほぐすのに適している

② ストレッチ(筋肉の柔軟性向上・血流改善)

トリガーポイントがある筋肉は、短縮して硬くなっているため、ストレッチで伸ばすことが重要

反動をつけず、ゆっくり伸ばす(20秒×3回)
呼吸を止めず、リラックスしながら行う
痛みが強い場合は無理をせず、軽めに行う


2. 部位別|トリガーポイントのセルフケア方法

① 肩こり・頭痛を改善するセルフケア(僧帽筋・肩甲挙筋)

🟢 セルフマッサージ
肩甲骨の内側(僧帽筋)をテニスボールでほぐす

  1. 壁と肩甲骨の間にテニスボールを挟み、ゆっくり上下に動かす
  2. 痛気持ちいいポイントを見つけたら、そのまま30秒キープ

首の付け根(肩甲挙筋)を指圧する

  1. 片手で反対側の首の付け根をつかむように押さえる
  2. ゆっくり深呼吸しながら30秒キープ

🟢 ストレッチ
首を横に倒すストレッチ(肩甲挙筋の緊張を和らげる)

  1. 右手を頭の左側に置き、ゆっくり右に倒す
  2. 20秒キープし、反対側も同様に行う

肩甲骨ストレッチ(僧帽筋のトリガーポイントを伸ばす)

  1. 両手を前に伸ばし、手を組んで背中を丸める
  2. 20秒キープ

② 腰痛を和らげるセルフケア(大腰筋・腰方形筋)

🟢 セルフマッサージ
大腰筋を押圧する(お腹の奥の硬結を緩める)

  1. 仰向けになり、へその指3本分外側を押す
  2. ゆっくり息を吐きながら押し込み、30秒キープ

腰の側面(腰方形筋)をフォームローラーでほぐす

  1. 横向きになり、ローラーを腰の側面に当てる
  2. ゆっくり転がしながら、痛気持ちいいポイントを探す

🟢 ストレッチ
腸腰筋ストレッチ(デスクワークで縮こまりやすい筋肉を伸ばす)

  1. 片膝をつき、もう一方の足を前に出す
  2. 腰を前に押し出し、20秒キープ

腰ひねりストレッチ(腰方形筋を緩める)

  1. 仰向けになり、片足を反対側へ倒す
  2. 20秒キープし、反対側も同様に行う

③ 坐骨神経痛を改善するセルフケア(梨状筋・ハムストリングス)

🟢 セルフマッサージ
お尻の奥(梨状筋)をテニスボールでほぐす

  1. 床に座り、片方のお尻の下にテニスボールを置く
  2. 痛気持ちいいポイントを見つけ、30秒キープ

太もも裏(ハムストリングス)をフォームローラーでほぐす

  1. ローラーを太もも裏に当て、ゆっくり前後に転がす
  2. 30秒ほど繰り返す

🟢 ストレッチ
お尻のストレッチ(梨状筋を伸ばす)

  1. 仰向けになり、片足を反対の膝に乗せる
  2. 両手で膝を抱え、20秒キープ

太もも裏ストレッチ(ハムストリングスの柔軟性を向上)

  1. 片足を前に伸ばし、つま先をつかむように前屈する
  2. 20秒キープ

3. セルフケアを継続するためのコツ

1日3回、できる範囲で続ける → 「朝・昼・夜」に分けて行うと習慣化しやすい
お風呂上がりにストレッチを取り入れる → 血流が良くなっている状態で行うと効果的
痛みが強いときは無理をしない → 軽めのストレッチや温熱療法で緩和する


まとめ

セルフマッサージとストレッチを組み合わせることで、トリガーポイントの緊張を緩和できる
テニスボールやフォームローラーを活用すると、より効果的にケアできる
毎日継続することで、施術の効果を長持ちさせ、痛みの再発を防ぐ

自宅でのセルフケアを取り入れ、トリガーポイントの影響を最小限に抑えましょう!

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