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鍼灸小話
鍼灸と循環器の関係|血圧・血流・NO(一酸化窒素)への作用機序
はじめに 「血圧が高い」「手足が冷える」「動悸がする」――こうした循環器系のトラブルに対して、薬だけに頼らず、自然な方法で体を整えたいと感じている方が増えています。 近年、鍼灸(しんきゅう)が血圧・血流・心拍変動(HRV […] -
鍼灸小話
鍼灸で免疫調整は可能か?|サイトカインと炎症制御の生理学
はじめに 風邪をひきやすい、アレルギー反応が強い、傷が治りにくい――これらの背景には「免疫バランスの乱れ」があります。最近では、免疫の過剰反応(自己免疫)や炎症の持続(慢性炎症)が、生活習慣病やメンタル不調の原因として注 […] -
鍼灸小話
下行性疼痛抑制系とオピオイド放出|鍼刺激がもたらす中枢性鎮痛のしくみ
はじめに:痛みは脳で制御されている 鍼灸による鎮痛効果は、単なる局所作用では説明できません。とくに近年注目されているのが、中枢神経系における「下行性疼痛抑制系(Descending Pain Inhibitory Sys […] -
鍼灸小話
ゲートコントロール理論と鍼灸|痛みの脊髄制御メカニズム
はじめに:痛みの「入り口」に注目する 痛みの伝導は単純な反応ではなく、身体と脳をつなぐ複雑な神経調整系によって制御されています。鍼灸の鎮痛作用を科学的に説明するうえで、最も影響力のあるモデルの一つがゲートコントロール理論 […] -
鍼灸小話
鍼灸師のための生理学総論─恒常性維持と鍼刺激の生理学的理解
はじめに:生理学なき鍼灸は説明できない 鍼灸の臨床的有効性は、伝統的理論に基づいた経験則によって支えられてきました。しかし近年では、科学的な裏づけを求める社会的要請が高まっており、生理学的な作用機序に基づいた説明力が求め […] -
鍼灸小話
鍼灸学校で解剖学と生理学を学ぶ重要性:鍼灸師としての基礎を築く知識とは?
はじめに:なぜ鍼灸師にとって解剖学が必要なのか? 鍼灸に興味を持ち、鍼灸学校での学びを検討している方や、現在学んでいる学生の方へ。「解剖学や生理学って、東洋医学と関係あるの?」と疑問に感じたことはありませんか? 実は、こ […]