円皮鍼とは?貼る鍼と刺さないタイプの違い・安全な使い方

円皮鍼は小さなテープで皮膚に固定する鍼の一種です。短い鍼が皮膚に刺さる円皮鍼のほか、関連する貼付製品として皮膚に刺さらない接触タイプもあります。「貼るだけでどんな不調にも効く」わけではなく、製品の種類と使用上の注意を確かめることが先決です。

円皮鍼と刺さない貼付製品の違い

刺入する円皮鍼は、鍼の付いた小さなテープを貼付する器具です。一方、接触部が樹脂や粒で皮膚に刺入しない製品もあります。見た目が似ていても構造と対象者は異なります。たとえばセイリンの「PYONEX」は製品詳細を有資格者等向けに案内し、一般向け製品ページでは刺さないタイプを紹介しています。購入・使用前に製品表示と添付文書を確認しましょう。

効果について言えること

鍼灸には一部の痛みで研究があるものの、円皮鍼を特定のツボに貼れば肩こり、頭痛、睡眠などが必ず改善するという意味ではありません。効果は症状や製品、評価方法によって異なり、症状の原因を自己判断で決めることもできません。

使用前に確認したい安全上の注意

  • 刺さるタイプを自己判断で使う前に、医師・はり師など資格者へ相談する。
  • 貼付時間・部位・再使用の可否は製品の説明に従い、「3日間まで」など一律の期間を当てはめない。
  • 赤み、かゆみ、痛み、熱感が出たら使用をやめ、症状が続く場合は医療機関へ相談する。
  • 妊娠中、皮膚疾患がある、金属や粘着剤への反応がある場合は使用前に専門家へ確認する。

使用済みの刺さる鍼を子どもやペットが触れないよう扱い、廃棄方法も製品・自治体の案内に従ってください。鍼灸に伴う有害事象には感染や臓器損傷があり、手軽さだけで安全と判断しないことが大切です。

症状が続くときは

新しい強い痛み、しびれ、発熱などがある場合や、セルフケアで改善しない場合は医療機関へ相談しましょう。貼付製品は診断や必要な治療の代わりになりません。

参考情報

鍼灸関連学会・セミナー・イベント
鍼灸師・あんまマッサージ指圧師・柔道整復師を目指す全国養成校 大学・専門学校一覧のバナーリンク
開業鍼灸師のためのお役立ちメディア「カルテラス」へのリンク

この記事を書いた人

アバター

日本鍼灸大学

日本鍼灸大学は「世間と鍼灸を学問する」をコンセプトに有志の鍼灸師とセイリン株式会社が立ち上げたWebとYouTubeチャンネルです。普段、世間話と鍼灸学のお話しを井戸端会議的に気軽に楽しめる内容に仕立て日本鍼灸の奥深さを鍼灸学生に向けて提供します。
※当サイトは学校教育法に則った大学施設ではありません。文部科学省の指導の元、名称を使用しています。

2023年より鍼灸柔整キャリアラボを試験的にスタート!鍼灸柔整キャリアラボは『詳細はこちら』ボタンからアクセス。