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鍼灸小話
鍼灸師のための解剖学入門㉝:股関節内転筋群(大内転筋・長内転筋・短内転筋など)と骨盤バランスに関わるツボ
はじめに 股関節内転筋群は、大腿内側に広がる筋群であり、主に大腿を内転させる働きを担います。代表的な筋には大内転筋・長内転筋・短内転筋・薄筋があり、骨盤と大腿をつなぐことで姿勢保持や歩行、下肢の安定に寄与します。これらの […] -
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鍼灸師のための解剖学入門㉜:股関節外転筋群(中殿筋・小殿筋)と腰痛・歩行障害に関わるツボ
はじめに 股関節外転筋群は、歩行中に骨盤が左右に傾かないよう安定させる「姿勢保持の要」となる筋群です。代表的な筋には中殿筋・小殿筋があり、大腿筋膜張筋や梨状筋とともに股関節の外転・安定化を担います。これらの筋は、ランニン […] -
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鍼灸師のための解剖学入門㉛:足底筋群(母趾外転筋・短趾屈筋など)と足底腱膜炎に関連するツボ
はじめに 人が直立二足歩行を維持できるのは、足底筋群がアーチを支えているからです。母趾外転筋・短趾屈筋・小趾外転筋などの浅層筋と、母趾内転筋・方形筋などの深層筋が協調し、足の縦アーチと横アーチを安定化させます。鍼灸臨床で […] -
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鍼灸師のための解剖学入門㉚:前脛骨筋群(前脛骨筋・長趾伸筋・長母趾伸筋)とツボ ― 歩行障害・シンスプリントへの応用
はじめに 足首を上げる、つま先を持ち上げる――この動きを担うのが前脛骨筋群です。特に前脛骨筋は歩行の「つまずき防止」に不可欠であり、長趾伸筋・長母趾伸筋とともに足関節背屈や足指伸展を制御します。鍼灸臨床では、シンスプリン […] -
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鍼灸師のための解剖学入門㉙:下腿三頭筋(腓腹筋・ヒラメ筋)とツボ ― 足のだるさ・こむら返りへの応用
はじめに 歩行・走行・立位――これらを可能にしているのが下腿三頭筋(腓腹筋・ヒラメ筋)です。アキレス腱を介して踵骨に付着し、足関節の底屈を担います。特に腓腹筋は「瞬発力」、ヒラメ筋は「持久力」を発揮する筋であり、スポーツ […] -
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鍼灸師のための解剖学入門㉘:下肢伸筋群(大腿四頭筋)と膝関節周囲のツボ
はじめに 立つ・歩く・走る――人間の移動動作を根底で支えているのが大腿四頭筋です。大腿直筋・外側広筋・内側広筋・中間広筋の4筋から成り、膝関節の伸展を担う下肢最大の筋群です。スポーツではジャンプやダッシュに必須であり、高 […] -
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鍼灸師のための解剖学入門㉗:下肢屈筋群(ハムストリングス)と坐骨神経痛に関わるツボ
はじめに 歩行・走行・跳躍といった動作の基盤を支えるのが**下肢屈筋群(ハムストリングス)**です。大腿二頭筋・半腱様筋・半膜様筋からなり、股関節伸展と膝屈曲を担います。スポーツ動作だけでなく、立位姿勢保持や日常動作にも […] -
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鍼灸師のための解剖学入門㉖:上肢伸筋群(上腕三頭筋・前腕伸筋群)とツボ ― 肘痛・テニス肘への応用
はじめに 「物を押す」「腕を伸ばす」「手首を反らす」といった動作を支えているのが上肢伸筋群です。代表的な筋には上腕三頭筋と前腕伸筋群(総指伸筋・長橈側手根伸筋・短橈側手根伸筋・尺側手根伸筋など)があり、肘・手首・指の運動 […] -
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鍼灸師のための解剖学入門㉕:上肢屈筋群(上腕二頭筋・腕橈骨筋ほか)と肘関節周囲のツボ
はじめに 物を持ち上げる、手を口に運ぶ、握る――これらの基本動作はすべて上肢屈筋群に支えられています。特に上腕二頭筋・腕橈骨筋・円回内筋は、肘関節や前腕の運動を制御し、スポーツや日常生活に欠かせない筋群です。鍼灸臨床では […] -
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鍼灸師のための解剖学入門㉔:後頭下筋群とツボ ― 頭痛・めまい・自律神経症状への応用
はじめに 現代人に多い頭痛・めまい・首のこりは、頸後頭部の緊張が大きな要因です。特にスマホやPC作業による前傾姿勢は、頭を支える後頭下筋群に大きな負担をかけます。後頭下筋群は「大後頭直筋・小後頭直筋・上頭斜筋・下頭斜筋」 […]
