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鍼灸小話
鍼灸師のための解剖学入門㉖:上肢伸筋群(上腕三頭筋・前腕伸筋群)とツボ ― 肘痛・テニス肘への応用
はじめに 「物を押す」「腕を伸ばす」「手首を反らす」といった動作を支えているのが上肢伸筋群です。代表的な筋には上腕三頭筋と前腕伸筋群(総指伸筋・長橈側手根伸筋・短橈側手根伸筋・尺側手根伸筋など)があり、肘・手首・指の運動 […] -
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鍼灸師のための解剖学入門㉕:上肢屈筋群(上腕二頭筋・腕橈骨筋ほか)と肘関節周囲のツボ
はじめに 物を持ち上げる、手を口に運ぶ、握る――これらの基本動作はすべて上肢屈筋群に支えられています。特に上腕二頭筋・腕橈骨筋・円回内筋は、肘関節や前腕の運動を制御し、スポーツや日常生活に欠かせない筋群です。鍼灸臨床では […] -
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鍼灸師のための解剖学入門㉔:後頭下筋群とツボ ― 頭痛・めまい・自律神経症状への応用
はじめに 現代人に多い頭痛・めまい・首のこりは、頸後頭部の緊張が大きな要因です。特にスマホやPC作業による前傾姿勢は、頭を支える後頭下筋群に大きな負担をかけます。後頭下筋群は「大後頭直筋・小後頭直筋・上頭斜筋・下頭斜筋」 […] -
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鍼灸師のための解剖学入門㉒:顔面筋(表情筋群)と顔面経穴 ― 美容鍼と顎関節症への応用
はじめに 顔は「感情の鏡」であり、美容や表情だけでなく、咀嚼・発声・呼吸補助といった多様な機能を担っています。その基盤を成すのが顔面筋(表情筋群)です。これらは皮膚に直接付着し、皮膚を動かすことで表情を作り出します。鍼灸 […] -
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鍼灸師のための解剖学入門㉑:呼吸筋(横隔膜・肋間筋・腹横筋)と呼吸器系ツボ
はじめに 呼吸は生命活動の基盤であり、酸素供給と二酸化炭素排出を通じて代謝と自律神経を調整しています。その中心的役割を果たすのが横隔膜・肋間筋・腹横筋です。これらの筋は、鍼灸臨床において「呼吸器疾患(喘息・慢性気管支炎な […] -
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鍼灸師のための解剖学入門⑳:骨盤底筋群と下腹部経穴
はじめに 頸部の深層に位置する斜角筋群(前・中・後斜角筋)は、鍼灸臨床において重要な施術対象です。これらは第2〜7頸椎から第1・2肋骨に付着し、呼吸補助筋としても機能します。特に胸郭出口症候群や頸肩腕症候群では、斜角筋の […] -
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鍼灸師のための解剖学入門⑲:斜角筋群(前斜角筋・中斜角筋・後斜角筋)と頸部経穴
はじめに 頸部の深層に位置する斜角筋群(前・中・後斜角筋)は、鍼灸臨床において重要な施術対象です。これらは第2〜7頸椎から第1・2肋骨に付着し、呼吸補助筋としても機能します。特に胸郭出口症候群や頸肩腕症候群では、斜角筋の […] -
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鍼灸師のための解剖学入門⑱:脊柱起立筋群と腰背部経穴
はじめに 背中は鍼灸臨床で最も多く触れる領域のひとつです。特に腰痛・肩こり・慢性疲労といった症状は、脊柱起立筋群の緊張や筋疲労と深い関わりがあります。脊柱起立筋群は「最長筋」「腸肋筋」「棘筋」の三層から成り、脊柱を縦に支 […] -
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鍼灸師のための解剖学入門⑰:体幹前面筋(腹直筋・外腹斜筋・内腹斜筋)と腹部経穴
はじめに 体幹前面は内臓を保護し、呼吸・体幹安定・排便・分娩など生命活動に直結する働きを担っています。その中心となる筋が腹直筋・外腹斜筋・内腹斜筋です。これらは腹壁を形成し、腹部経穴の正確な取穴に不可欠なランドマークとな […] -
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鍼灸師のための解剖学入門⑯:手部の筋群(母指球筋・小指球筋・虫様筋)と手のツボ
はじめに 手は「第二の脳」と呼ばれるほど繊細で複雑な運動機能を持ちます。特に親指と小指の巧緻運動は日常生活・労働・芸術活動に直結しており、過使用や姿勢不良により手根管症候群や腱鞘炎などの疾患が発生しやすい部位です。鍼灸臨 […]
