生理痛がつらいとき、ツボ押しやお灸で何とかしたいと考える人もいるでしょう。
ツボ押しやお灸で生理痛が改善すると断定することはできません。生理痛には、子宮内膜症、子宮筋腫、子宮腺筋症など、婦人科で確認した方がよい病気が関係する場合もあります。
生理痛で婦人科へ相談したい症状
次のような場合は、ツボ押しやお灸を試す前に、婦人科へ相談しましょう。
- 以前より痛みが強くなった、痛み止めが効きにくい
- 痛みのために学校、仕事、家事などに支障がある
- 経血量が急に増えた、大きな血のかたまりが続く
- 生理以外の時期にも骨盤内の痛みがある
- 性交時、排便時、排尿時に痛みがある
- 発熱、強い腹痛、異常なおりものがある
- 妊娠の可能性がある、または妊娠中に出血や痛みがある
急に強い腹痛が起きた、出血が非常に多い、意識がぼんやりする場合は、救急医療機関への相談を優先してください。
ツボ押しやお灸は生理痛に有効ですか?
ツボ押しやお灸が生理痛を治すと断定できる十分な根拠はありません。心地よい範囲でのセルフケアとして行う場合も、痛みの原因を確認せずに続けることはおすすめできません。
痛みが強い、いつもと違う症状がある、発熱や出血量の変化がある場合は、セルフケアよりも婦人科への相談を優先してください。
お灸を使う場合の注意点
市販のお灸を使う場合は、説明書を読み、熱いと感じたらすぐに外してください。熱さを我慢すると、やけどや皮膚トラブルにつながります。
妊娠中または妊娠の可能性がある場合、皮膚に傷や炎症がある場合、糖尿病などで感覚や血流に問題がある場合は、自己判断で使用せず、医師や鍼灸師へ相談してください。
市販の痛み止めを使う場合
市販の痛み止めを使う場合は、用法・用量を守ってください。薬を使う回数が増えている、効きにくいと感じる、胃の痛みなどの副作用が心配な場合は、医師や薬剤師へ相談しましょう。
生理痛の記録が役立つことがあります
痛みが始まる時期、強さ、経血量、服用した薬、日常生活への影響を記録しておくと、婦人科を受診する際に役立ちます。
よくある質問
生理痛に効くツボはありますか?
生理痛に効くツボがあると断定することはできません。痛みが強い、以前より悪化した、生活に支障がある場合は婦人科で相談してください。
生理中にお灸をしてもよいですか?
体調や皮膚の状態に問題がなければ、セルフケアとして行う場合もあります。ただし、強い痛み、発熱、出血量の変化がある場合は、お灸をせず婦人科へ相談してください。
生理痛は我慢すべきですか?
我慢する必要はありません。痛みで日常生活に支障がある場合や、市販薬が効きにくい場合は、早めに婦人科へ相談してください。
参考情報
- American College of Obstetricians and Gynecologists:Dysmenorrhea
- National Center for Complementary and Integrative Health:Acupuncture
まとめ
ツボ押しやお灸は、生理痛に対するセルフケアの一つとして考えられますが、生理痛を治すと断定できるものではありません。
痛みが強い、悪化している、経血量が多い、生理以外にも痛みがある場合は、セルフケアよりも婦人科への相談を優先してください。






