頭痛に効くツボ4選|緊張型・片頭痛を和らげるセルフケアガイド
頭がズキズキ、重く締め付けられるような痛み──。
日本では「頭痛持ち」と感じている人が非常に多く、デスクワークやスマホ操作の増加も影響しています。
そんな頭痛に対して、薬だけに頼らず「ツボ押し」でケアする人が増えています。
東洋医学では、体の中の“気”や“血流”の滞りが不調を招くと考えられます。
その通り道にある“経穴(ツボ)”を刺激することで、血行を促し、緊張を和らげ、頭痛の緩和につながるのです。
今回は、頭痛に効果的とされる代表的なツボを4つご紹介します。
それぞれの位置・押し方・おすすめのタイミングを分かりやすくまとめました。
① 合谷(ごうこく) — 万能の手のツボ
位置:手の甲側、親指と人差し指の骨が交わる部分(骨の交差点のやや人差し指寄り)。
効果:緊張型頭痛や片頭痛、肩こり、歯痛、ストレスに効果的。
刺激方法:反対の手の親指を合谷にあて、やや強めに10秒ほど押して離す。これを3~5回繰り返します。
ポイント:外出先でも簡単に押せて即効性があります。強く押しすぎないよう“痛気持ちいい”程度に。
② 太陽(たいよう) — こめかみの疲れ・目の疲れにも
位置:眉尻と目尻を結んだ線の中間、やや外側のくぼみ。
効果:目の疲れやストレスによる頭痛、こめかみの重だるさに有効。
刺激方法:人差し指と中指で軽く押しながら、円を描くように1〜2分マッサージします。
ポイント:PCやスマホの使用後、目が疲れて頭まで痛いときに効果的です。
③ 風池(ふうち) — 首・後頭部のこりを和らげる
位置:後頭部の髪の生え際、首筋のくぼみの両側。
効果:首や肩のこりからくる頭痛、後頭部の張りを緩和。
刺激方法:両手の親指でツボを押し込み、ゆっくり円を描くようにマッサージ。
ポイント:肩こり・首こりが原因の頭痛タイプには特におすすめです。
④ 百会(ひゃくえ) — 頭頂部から全身を整えるツボ
位置:頭頂部の中心、両耳の上端を結んだ線と頭の中央が交わる点。
効果:自律神経の乱れやストレス性の頭痛、集中力低下に有効。
刺激方法:両手の中指の腹で軽く押しながら、深呼吸を繰り返します。
ポイント:軽めの圧でゆっくり押すとリラックス効果が高まります。
ツボ押しのポイント
- リラックスした状態で行う
深呼吸しながら、肩の力を抜いて行うと効果が高まります。 - 継続が大切
即効性もありますが、定期的に行うことで頭痛の頻度を減らすことができます。 - 強く押しすぎない
“痛気持ちいい”程度がベスト。強く押すと筋肉が緊張して逆効果になる場合も。 - 注意点
激しい頭痛や吐き気、視界異常を伴う場合は、セルフケアに頼らず医師に相談しましょう。
お灸・温めケアもおすすめ
ツボ押しに慣れてきたら、「お灸」や「温めケア」を取り入れるのもおすすめです。
お灸は血行を促進し、自律神経のバランスを整えて緊張を緩和します。
首や肩を温めるとさらにリラックス効果が高まり、ツボ押しとの相乗効果が期待できます。
まとめ
頭痛を感じたときは、今回ご紹介した4つのツボ「合谷・太陽・風池・百会」をぜひ押してみてください。
ツボ押しは薬に頼らず自然な方法で痛みを和らげるセルフケアです。
継続することで、頭痛の予防やストレス軽減にもつながります。
参考:セイリンの台座灸 ヨモニコ~yomonico~
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