一般社団法人日本養生普及協会は、東洋医学を背景とする「養生」を、日々の暮らしや地域づくりに広める活動を行う団体です。会長は伊藤和憲氏。協会は、食事・運動・心身のケアを地域の資源と結びつけ、健康について学び合う場をつくろうとしています。この記事では協会と大学が公開する情報を基に、活動の特徴と、2026年10月3日に京都府南丹市で開かれる第4回全国大会を紹介します。協会の最新情報・入会案内は日本養生普及協会の公式サイトで確認してください。
日本養生普及協会は何を目指す団体?
協会の公式サイトによると、会員に向けた養生学の情報発信、普及、会員同士の支援と交流を通じ、健康づくりに寄与することを目的としています。協会の方針では、個人の生活だけでなく、地域の食・自然・人のつながりを生かした仕組みづくりも重視しています。
ここでいう「養生」は、協会が示す健康観です。特定の方法を行えば病気を防げる、治せるという意味ではありません。体調の変化が続くときは必要な医療を受けたうえで、食事や運動、休息など日常生活を考える手がかりとして理解するとよいでしょう。
協会が伝える「養生」とは
協会の「これからの健康管理と養生」では、年齢や体調、季節に応じた暮らし方を養生の柱に置いています。具体例として、体調に合わせた運動、季節の食材を使う食事、ストレスと向き合う方法、ツボケアなどを挙げています。一つの手法だけで健康を説明せず、生活全体を見ようとする点が特徴です。
協会は「予防」と「養生」を異なる視点として説明していますが、これは協会の考え方を紹介したものです。健康診断、予防接種、必要な診察や治療を養生に置き換えるものではありません。個々の健康法の効果と安全性は、方法・対象者・研究ごとに確かめる必要があります。
会長の伊藤和憲氏はどんな人?
協会の役員情報では、伊藤和憲氏が会長とされています。明治国際医療大学の教員紹介には鍼灸学部長として掲載され、はり・きゅう学講座に所属しています。協会の2026年度全国大会案内でも、京都・南丹エリアへ養生を広める取り組みについて、伊藤氏が市民公開講座で話す予定と案内されています。
伊藤氏の名前を検索して協会を知った方は、協会の役員情報と大学の教員紹介を合わせて見ると、団体での役割と教育・研究の立場を区別して確認できます。この記事は伊藤氏への取材や本人による監修を受けたものではなく、公開資料に基づく紹介です。
活動の特徴は「個人の養生」と「地域づくり」の接点
協会公式サイトには、全国大会、健康づくりに関する催し、体調管理アプリ「YOMOGI」の活用などが掲載されています。地域の食材や自然に目を向け、養生を地域の交流につなげようとすることも協会の方針の一つです。アプリは自分の状態を振り返る補助として紹介されており、診断や治療の代わりに扱うものではありません。
団体と大学の関係を示す例として、明治国際医療大学は2024年に北海道文教大学と日本養生普及協会との包括連携協定を発表しました。大学の説明では、医療・健康・栄養の知見と地域の資源を結びつけ、地域の健康づくりに役立てることを目指しています。これは連携の目的を示す発表であり、個別の活動の健康効果を実証したものではありません。
鍼灸師がこの活動から学べること
協会の取り組みを見る際には、施術所以外の場で健康情報をどう伝えるかという視点が参考になります。たとえば地域の食、運動、交流の活動を知り、住民や他職種と話す言葉を整えることです。ただし、健康相談で症状の評価が必要な場合は、各専門職の役割を尊重し、受診を勧める判断を優先します。
鍼灸師が養生を説明するときも、「この方法で病気が治る」と結びつけず、本人の暮らしや希望に合う選択肢を示すことが大切です。団体の理念と、個々の鍼灸施術やセルフケアの有効性に関する研究は分けて読みましょう。
2026年10月3日の第4回全国大会
協会は2026年10月3日(土)、京都府南丹市の南丹市国際交流会館で第4回全国大会を案内しています。公式プログラムでは、11:00〜12:00に伊藤和憲氏による無料の市民公開講座、午後に地域と養生をテーマにした有料のシンポジウムが予定されています。会場参加やアーカイブの条件、受付状況は変更される可能性があります。
日本鍼灸大学の第4回全国大会・参加案内を見る。プログラムの時間、会場への行き方、申込先をまとめています。最終的な開催情報は主催者の公式サイトと申込先で確認してください。日本鍼灸大学はこの大会の主催者ではありません。
よくある質問
日本養生普及協会の会長は誰ですか?
2026年9月22日に確認した協会の役員情報では伊藤和憲氏です。伊藤氏は明治国際医療大学の教員紹介に鍼灸学部長として掲載されています。
日本養生普及協会は何をしていますか?
養生学に関する情報の発信・普及、会員同士の交流、全国大会などを行っています。個人の暮らしと地域づくりをつなげることを活動の方針に掲げています。
養生は医療や治療の代わりになりますか?
なりません。協会が示す養生は日々の健康管理を考えるための枠組みです。症状がある場合の診断・治療や必要な予防医療を置き換えるものではありません。
伊藤和憲氏の講演を聞ける機会はありますか?
協会の2026年10月3日の全国大会案内には、伊藤氏の市民公開講座が掲載されています。予定の変更や受付は大会案内から主催者・申込先を確認してください。
参考情報
- 一般社団法人日本養生普及協会:公式サイト・全国大会案内
- 日本養生普及協会:協会の目指すところ・役員情報
- 日本養生普及協会:これからの健康管理と養生
- 明治国際医療大学:教員紹介
- 明治国際医療大学:包括連携協定の発表
情報確認日:2026年9月22日。この記事は日本鍼灸大学による紹介で、協会の公式発表や監修記事ではありません。






