自宅でお灸を手作りしてよい?もぐさ・台座灸とやけど予防

自宅でヨモギからもぐさを作り、生姜やにんにくを台座にして点火する方法は、初心者向けの安全なセルフケアとして勧められません。お灸にはやけど、皮膚の感染、アレルギー反応の報告があります。家庭で行う場合も、まず鍼灸師などに適否を相談し、使うなら取扱説明書がある市販品の注意事項に従ってください。

もぐさ・台座灸とは

もぐさはヨモギの葉から作るお灸の材料です。台座灸は燃えるもぐさと皮膚の間に台座を置く製品を指します。ただし「台座があるからやけどしない」という意味ではありません。消費者庁には、お灸使用後にⅡ度の熱傷を負った事故情報があります。

手作りのお灸を勧めない理由

製品説明書のない手作りのお灸では、燃焼条件や皮膚に伝わる熱を事前に確かめにくいため、初心者向けには勧めません。家庭での材料採集、乾燥、成形、点火の手順はこの記事では案内しません。お灸で「免疫力が上がる」「自律神経が整う」「慢性痛が治る」といった効果も、家庭での自作お灸について確認できた事実ではありません。

市販品を使う場合の注意点

  • 使用前に製品の説明書と禁忌・注意事項を読み、施術部位や回数を自己判断で増やさない。
  • 熱い、痛い、気分が悪いと感じたら直ちに中止する。眠っている間や目の届かない状態で使わない。
  • 傷、炎症、感覚が鈍い場所には使わない。糖尿病などで感覚障害がある方、妊娠中の方は先に医療者へ相談する。

やけどをしたら

火を確実に消し、皮膚を氷ではなく冷たい流水で冷やします。水ぶくれはつぶさないでください。広い・深い傷、手や顔などのやけど、強い痛みや水ぶくれ、感染が疑われる赤み・腫れ・膿・発熱がある場合は医療機関に相談してください。

よくある質問

生姜やにんにくを敷けば安全ですか?

安全性は保証できません。手作りの台座を使った点火は避け、鍼灸師に相談してください。

熱さを我慢した方が効きますか?

熱さを我慢するとやけどにつながります。効果のために痛みを耐える必要はありません。

参考情報

鍼灸関連学会・セミナー・イベント
鍼灸師・あんまマッサージ指圧師・柔道整復師を目指す全国養成校 大学・専門学校一覧のバナーリンク
開業鍼灸師のためのお役立ちメディア「カルテラス」へのリンク

この記事を書いた人

アバター

日本鍼灸大学

日本鍼灸大学は「世間と鍼灸を学問する」をコンセプトに有志の鍼灸師とセイリン株式会社が立ち上げたWebとYouTubeチャンネルです。普段、世間話と鍼灸学のお話しを井戸端会議的に気軽に楽しめる内容に仕立て日本鍼灸の奥深さを鍼灸学生に向けて提供します。
※当サイトは学校教育法に則った大学施設ではありません。文部科学省の指導の元、名称を使用しています。

2023年より鍼灸柔整キャリアラボを試験的にスタート!鍼灸柔整キャリアラボは『詳細はこちら』ボタンからアクセス。