鍼灸の小さな話 #20

鍼灸は何にきくのか?

鍼灸は何にきくのか?

肩コリ、腰痛、神経痛、関節痛などを目的に活用されます。鍼灸は多くのつらい症状や病気に効果が期待できます。 鍼灸には血液循環を良くしたり、免疫細胞の増加・活性化に作用があります。 他にも、内臓の働きを調節する自律神経を整え、身体の持つ恒常性維持機能を高める働きもあります。最近では、慢性疲労・不眠などの睡眠障害などへのアプローチも注目されています。

鍼灸はどれぐらい効果が持続しますか?

鍼灸の治療を受けてからの効果の持続期間は、およそ1~2週間です。 ただし、どのくらいの期間効果が持続するかは、環境要因などもあり十人十色です。 例えば腰痛といっても幅広く、ぎっくり腰などの場合は腰そのものの痛みよりも、不調の根本的な原因の解決ができれば、治療効果は長持ちします。椎間板ヘルニアの場合は、痛みや痺れのコントロールを目的に鍼灸治療をすることがありますが、傷んだ椎間板への根本治療は難しいです。また、鍼灸治療を繰り返していくたびに、治療効果の持続期間は延びていく傾向があります。

鍼灸を受ける際の注意点

ウイルスや細菌などによる感染症で、炎症が起きている、発熱した時、ケガや骨折など急を要する外傷、激しく痛む時、生命に危険を及ぼすおそれのある重症化した病気等の場合は迷わず医療機関を受診ください。

本日の言葉

あらゆる事象は心の反映である
稲盛和夫(京セラ創業者 1932年-2022年)

この記事を書いた人

アバター

日本鍼灸大学

日本鍼灸大学は「世間と鍼灸を学問する」をコンセプトに有志の鍼灸師とセイリン株式会社が立ち上げたWebとYouTubeチャンネルです。普段、世間話と鍼灸学のお話しを井戸端会議的に気軽に楽しめる内容に仕立て日本鍼灸の奥深さを鍼灸学生に向けて提供します。
※当サイトは学校教育法に則った大学施設ではありません。文部科学省の指導の元、名称を使用しています。

2023年より鍼灸柔整キャリアラボを試験的にスタート!鍼灸柔整キャリアラボは『詳細はこちら』ボタンからアクセス。