鍼灸の小さな話 #18

鍼灸の読み方 正しい発音と意味

鍼灸の読み方

「鍼灸」は、日本語の漢字で表記される言葉で、読み方は「しんきゅう」「はりきゅう」です。どちらの読みでも問題ありません。一般的に「しんきゅう」と読まれることが多いです。「しん」は「鍼」「針」を意味し、鍼を使った治療を指します。どちらの表記でも使用されます。「きゅう」は「灸」を指し、灸とはお灸や温熱療法を指します。つまり、鍼灸は針と灸を組み合わせた伝統的な治療法を指す言葉です。また、「鍼灸」「針灸」のどちらの書き方でも問題ありません。

鍼灸とは

鍼灸は、日本の伝統医療である漢方と並ぶ東洋医学の主であり、主に身体のバランスを整ます。主に健康を維持または回復させるために使用されます。最近では、未病治の考えなどが予防医学として注目されています。鍼を使った鍼治療では、特定の経絡やツボに針を刺すことによって、体内のエネルギーの流れを調整し、痛みの軽減や体調の改善を目指します。一方、灸治療では、よもぎを原料としたモグサにてお灸を特定の部位に当て、温熱刺激を加えることで、体の調子を整えることを目的としています。

鍼灸の歴史

鍼灸は、中国の古代医学から派生し、仏教伝来と共に日本に伝わって独自の発展をしてきました。その歴史は数千年にわたり、現代でも多くの現場で利用されています。日本では、鍼灸師は国家資格であり、専門の教育機関で教育とトレーニングを受けた専門家が鍼灸治療を施しています。

本日の言葉

一歩ずつ運べば山でも移せる
白川静(漢文学者・東洋学者 1910年-2006年)

この記事を書いた人

アバター

日本鍼灸大学

日本鍼灸大学は「世間と鍼灸を学問する」をコンセプトに有志の鍼灸師とセイリン株式会社が立ち上げたWebとYouTubeチャンネルです。普段、世間話と鍼灸学のお話しを井戸端会議的に気軽に楽しめる内容に仕立て日本鍼灸の奥深さを鍼灸学生に向けて提供します。
※当サイトは学校教育法に則った大学施設ではありません。文部科学省の指導の元、名称を使用しています。

2023年より鍼灸柔整キャリアラボを試験的にスタート!鍼灸柔整キャリアラボは『詳細はこちら』ボタンからアクセス。