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鍼灸小話
体を温めるとなぜ心と体が整うのか|冷え・自律神経・むくみ・うつ症状と鍼灸の関係をやさしく解説
はじめに:なぜ「体を温める」ことが注目されているのか 「冷えは万病のもと」と言われるほど、体温や血流の低下は様々な不調と関連しています。近年は、自律神経の乱れ、むくみ、メンタルの不調(うつ症状)など、心身の問題に冷えが深 […] -
鍼灸小話
皮内鍼とは?その歴史と創始者・赤羽幸兵衛の功績をわかりやすく解説
1. 皮内鍼の歴史と赤羽幸兵衛 ― 日本鍼灸を進化させた革新的な刺鍼法とは 皮内鍼(ひないしん)は、鍼を皮膚の浅い層にごく短く留置する手法で、近代日本鍼灸の中でも独自の発展を遂げた治療法です。この技法を体系化したのが、鍼 […] -
鍼灸小話
医道の日本とは? 鍼灸師・柔整師から信頼される出版社 歴史・特徴・役割を解説
医道の日本とは?東洋医学と医療専門職をつなぐ老舗出版社 「医道の日本」とは、主に 鍼灸・あん摩マッサージ指圧・柔道整復 など、東洋医学および手技療法の分野に特化した出版物を提供している 医道の日本社 を指します。 同社が […] -
鍼灸小話
経絡治療のすすめ|鍼灸師に贈る経絡治療入門書
はじめに 東洋医学の世界で「経絡治療」という言葉を耳にしたことがあるでしょうか?「興味はあるけれど難しそう…」と感じる方も多いかもしれません。そんな皆さんにこそ読んでほしいのが、首藤傳明氏の著書「経絡治療のすすめ」です。 […] -
鍼灸小話
『鍼灸真髄』徹底解説|代田文誌が師・沢田健の臨床を記録した日本鍼灸の名著
1. 『鍼灸真髄』とは?—鍼灸の基本思想が凝縮された名著 『鍼灸真髄』は、東洋医学の基礎と臨床をつなぐ“橋渡し”となる貴重な書籍です。鍼灸を学ぶ際、多くの人が「知識はあるのに患者をどう診たらよいのかわからない」という壁に […] -
鍼灸小話
鍼灸師のための「気至(きいたる)」を解説|得気との違い・古典的根拠・臨床での感じ方まで
鍼灸師のための「気至(きいたる)」とは? 鍼灸臨床の中で、「今、気が来たな」「これは気至だな」と感じる瞬間があると思います。一方で、 と問われると、言葉にして説明するのは意外と難しい概念でもあります。 ここでは、鍼灸師を […] -
鍼灸小話
『難経』入門|鍼灸師が知るべき六十九難・七十五難・補瀉・五行を臨床につなげる学び方
1. 難経とは何か? 『難経』は黄帝内経を補完し、気・血・脈・五臓・経絡の仕組みを整理した古典です。学生にとっては、治療の組み立て方を身につけるための“思考の教科書”。臨床実習では、この理解があるかどうかで経穴選択の根拠 […] -
鍼灸小話
澤田健 太極療法を確立した鍼灸名人─経絡と内臓を結ぶ独自の鍼灸哲学
1. 生涯と鍼灸への道 澤田健は、昭和初期の鍼灸界で“名人”と称された実力派で、古典医学の知識と卓越した臨床観察を組み合わせた治療家として知られています。自身の著作は少ないものの、弟子である 代田文誌 がその臨床を丁寧に […] -
鍼灸小話
井上恵理 “浅鍼・短時間”を貫いた経絡治療の旗手―生涯・理念・業績
1. 幼少期から鍼灸師を志すまで 井上恵理は1903年11月5日、栃木県那須郡に生まれました。青年期から鉄道員として働き、機関車の転落事故を経て脊椎カリエスと全身結核を発症、約2年間の入院生活を送った経験があります。 こ […] -
鍼灸小話
福島弘道 盲目の鍼灸師が切り開いた経絡治療の道 — その人生と理念
1. 幼少期から鍼灸師を志すまで 福島弘道は1910年、長野県に生まれた。幼少期はごく普通の家庭で育ち、当時の農村社会に特有の生活環境の中で成長した。後に彼の人生を大きく変えることになる視力の喪失は、この時点では想像もつ […]
