女性の更年期はいつから起こるか?
更年期は、女性が閉経を迎える前後の期間を指し、おおよそ45歳から55歳の間に訪れます。この時期には、体内のエストロゲンやプロゲステロンといったホルモンの分泌が減少し、身体的および精神的に多くの変化が現れます。
更年期の症状とは?
更年期になるとホルモンバランスの変化により、自律神経が乱れることによって起こるホットフラッシュ、イライラ、不眠、疲労感など様々な症状が現れます。これらの症状を和らげるために、東洋医学の一つであるツボ押しが効果的です。更年期の症状に役立つツボ(経穴)を紹介します。
更年期に役立つツボ(経穴)
1. 三陰交(さんいんこう)
三陰交は、更年期の代表的なツボです。ホルモンバランスを整え、全身の血流を促進する効果があります。
- 位置: 足の内側、くるぶしの上約4指幅のところにあります。
- 刺激方法: 親指でゆっくりと押しながら、深呼吸を行います。1日に数分間行うことで効果が期待できます。
2. 気海(きかい)
気海は、エネルギーの源と言われるツボで、疲労感や気力の低下を改善します。
- 位置: おへそから指2本分下にあります。
- 刺激方法: 両手の指を重ねて軽く押しながら、深呼吸を行います。毎日数分間行うと良いでしょう。
3. 太衝(たいしょう)
太衝は、肝臓の機能を高め、イライラやストレスを軽減するツボです。
- 位置: 足の甲、親指と人差し指の骨が交わる部分にあります。
- 刺激方法: 親指で押しながら、円を描くようにマッサージします。これを1日に数回行います。
4. 合谷(ごうこく)
合谷は、全身のバランスを整え、ホットフラッシュや頭痛、不眠などを改善します。
- 位置: 手の甲側、親指と人差し指の骨が交わる部分にあります。
- 刺激方法: 反対の手の親指で押しながら、円を描くようにマッサージします。1日に数回行うと効果的です。
更年期に効果的なツボのまとめ
更年期の症状は個人差があり、その症状に応じて適切な対処が必要です。ツボ押しは、副作用が少なく、手軽にできるセルフケアの一つです。日常生活に取り入れて、少しでも快適な更年期を過ごしましょう。
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