ほうれい線に効果的なツボ3選|東洋医学でできる顔のたるみ・シワ改善セルフケア

ほうれい線のセルフケア|ツボでリフトアップ&若見えを目指す

年齢を重ねるとともに、顔の筋肉の衰えや血行不良により、ほうれい線が目立ちやすくなります。
ほうれい線は顔の中央に位置するため、第一印象を大きく左右する部分。
「年齢サイン」として気になる方も多いのではないでしょうか?

そんな時におすすめなのが、美容鍼灸や東洋医学で用いられるツボ(経穴)刺激です。
ツボ押しは、筋肉の緊張を緩め、血流やリンパの流れを整えることで、肌本来の弾力を取り戻す自然なケア方法。
この記事では、ほうれい線に特に効果的な3つのツボと、正しいセルフケア方法を紹介します。


ほうれい線に効果的なツボ(経穴)

① 頬車(きょうしゃ) — フェイスラインを引き上げるリフトアップの要

位置:下あごの角(エラ)の部分から指2本分上にある、軽く口を開けるとくぼむ場所。
効果:咬筋(こうきん)の緊張を和らげ、顔全体のむくみ・たるみを改善。フェイスラインを引き上げ、シャープな印象に導きます。
刺激方法:親指の腹で軽く押しながら、円を描くようにマッサージ。左右を交互に1日数分ずつ行いましょう。

💡 美容鍼灸では、この頬車に微細な鍼刺激を与えることで、咬筋のこわばりを緩め、頬の下垂を防ぐ施術を行います。


② 巨髎(こりょう) — ほうれい線を浅くする“血行促進”のツボ

位置:鼻の横、目の下の頬骨のすぐ下にあるくぼみ。笑顔を作るとわかりやすい位置にあります。
効果:顔の血流・リンパの流れを促進し、肌のハリ・弾力をアップ。くすみ改善にも効果的。
刺激方法:人差し指と中指で軽く押しながら、円を描くように1分ほどマッサージ。

💡 ワンポイント:ツボ押し後に頬を温めると、血行が促進され、相乗効果が期待できます。


③ 承漿(しょうしょう) — 口元のたるみ・ほうれい線に直接アプローチ

位置:下唇の真下、あごの中央のくぼみ部分。
効果:口まわりの筋肉(口輪筋)を刺激し、口角の下がりやたるみを防ぎます。
刺激方法:親指で軽く押しながら上下に動かし、1回10〜15秒程度を2〜3セット繰り返します。

💡 美容鍼灸の現場では、承漿に鍼を打つことで、下顔面のたるみ改善や口角アップを狙います。セルフケアでは指圧や温灸でもOKです。


ツボ押しの効果とポイント

ツボ押しは、肌の奥にある筋肉(表情筋)にアプローチし、

  • 血流・リンパの改善
  • 老廃物の排出促進
  • 表情筋の弾力回復

といった効果をもたらします。
特に、「押す・温める・続ける」が美肌づくりの3原則です。

効果を高めるポイント

  • リラックスした状態で行う:深呼吸しながら優しく押すことで、自律神経が整い、血流改善効果が高まります。
  • 継続がカギ:一度で劇的に変化するものではありません。朝晩のスキンケア時に毎日行うのが理想です。
  • 優しく刺激する:“痛気持ちいい”程度の力加減がベスト。強く押しすぎると筋肉を傷めることがあります。

ほうれい線ケアは「毎日の積み重ね」

ほうれい線対策は、サロンケア+ホームケアの両立が理想です。
鍼灸院で定期的に美容鍼を受けながら、自宅でツボ押しを続けることで、
肌の代謝サイクルが整い、若々しい印象を維持できます。

ツボ押しは、薬や化粧品に頼らない「自然治癒力を引き出す美容法」。
ぜひ、毎日のスキンケアに取り入れてみてください。

わからない点やツボの位置が不安な場合は、お近くの鍼灸師にご相談ください。

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