睡眠市場と鍼灸

鍼灸にもチャンス?大手が続々参入の睡眠市場

睡眠市場とは

睡眠市場とは、不眠症などの病気と診断されている人だけではなく、睡眠に悩むすべての人々を支援するための製品やサービスを製造・販売する業界をさします。この市場には、寝具や市販薬、プロバイオティクス、ハーブや天然の睡眠治療薬、睡眠導入グッズ、睡眠障害のさまざまな治療法を提供する睡眠クリニックなど、さまざまな種類の製品が含まれています。ヤクルト社製のヤクルト1000の旋風も記憶に新しいと思います。睡眠関連の世界市場の主な促進要因は、睡眠障害の有病率の増加、老年人口の増加、ストレスの多いライフスタイルです。さらに、技術の進歩やオーガニック睡眠治療薬の採用拡大が、予測期間2022年から2029年にかけて、市場に有利な成長機会を生み出しています。

睡眠市場の世界規模

睡眠関連の世界市場は、2021年に約634億401万米ドルとなり、予測期間2022-2029年には6.00%以上の健全な成長率で成長すると予測されています。また、矢野経済研究所の試算によれば、日本の睡眠関連市場の規模は3兆円、睡眠による経済損失は15兆円(GDP比3%)と、世界でも有数の睡眠ビジネスが盛り上がっている市場と言えます。また、NHKクローズアップ現代2023年5月24日放送の報道では日本は最下位で、6時間18分となっています。 人によって必要な睡眠時間には差がありますが、寝不足による経済損失は、18兆円に上るという試算もあります。

鍼灸にも市場参入のチャンスはあるのか?

鍼灸マッサージにも市場チャンスがあると思います。鍼灸の人体への影響として、全日本鍼灸学会などでは血流改善と共にストレス緩和の効果について示唆されています。中枢神経や自律神経の不均衡を調整に効果があると示唆されています。※1

自律神経の機能を正常化を目的に、鍼やお灸による刺激がリラクゼーションを促し、身体の深部からの調整を助けます。鍼灸治療は、交感神経と副交感神経の活動を適切に調節し、体の内外のバランスを整えることを目指します。

※1:全日本鍼灸学会雑誌 1993 年 43 巻 4 号 p. 143-153 
  中枢神経機能からみた鍼灸のストレス緩和の効果について 矢野 忠, 森 和, 行待 寿紀

本日の言葉

仮眠ができないような会社には来たくない
スティーブ・ジョブズ(実業家・Apple創業者 1955年-2011年)

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