むくみとツボ・お灸|セルフケアの注意点・受診目安

足や顔がむくむと、ツボ押しやお灸で何とかしたいと考える人もいるでしょう。

ツボ押しやお灸は、むくみの原因を治すと断定できるものではありません。むくみには、長時間同じ姿勢でいること、塩分の多い食事、月経前の体調変化などのほか、心臓、腎臓、肝臓、血管などの病気が関係する場合もあります。

むくみとは?

むくみは、体の組織に水分がたまって腫れぼったく見える状態です。足首、すね、手、顔などに現れることがあります。

一時的なむくみであっても、急に起きた、強い痛みを伴う、片側だけにある場合は、自己判断せず医療機関へ相談してください。

むくみで受診を優先したい症状

次のような場合は、ツボ押しやお灸を試す前に、医療機関へ相談しましょう。

  • 片側の足だけが急に腫れた、痛い、赤い、熱をもっている
  • むくみに加えて息苦しさ、胸の痛み、動悸がある
  • 顔やまぶたの腫れが急に強くなった
  • 体重が急に増えた、尿の量が大きく変わった
  • 発熱、強いだるさ、皮膚の変色がある
  • 妊娠中に急なむくみ、頭痛、見え方の異常がある

息苦しさ、胸の痛み、意識の変化などがある場合は、119番や救急医療機関への連絡を優先してください。

ツボ押しやお灸をする場合の注意点

ツボ押しやお灸を行う場合は、痛みや熱さを我慢しないことが大切です。強く押す、腫れている部位を無理にもむ、皮膚が赤い場所にお灸をすることは避けましょう。

市販のお灸を使う場合は、説明書を読み、熱いと感じたらすぐに外してください。皮膚に傷、炎症、発疹がある場合、糖尿病などで感覚や血流に問題がある場合は、自己判断で使わず医師や鍼灸師へ相談しましょう。

日常で見直せること

病気が疑われない一時的なむくみでは、日常の過ごし方を見直すことも選択肢です。

  • 長時間座り続けず、こまめに体勢を変える
  • 無理のない範囲で歩く、軽く体を動かす
  • 水分を極端に控えない
  • 塩分や飲酒量を見直す
  • 締め付けの強い衣類を避ける

むくみが続く、悪化する、ほかの症状がある場合は、セルフケアを続ける前に医療機関へ相談してください。

鍼灸を受ける前に伝えたいこと

鍼灸を受ける場合は、むくみがいつからあるか、どの部位にあるか、痛みや息苦しさの有無、通院中の病気、服用中の薬を施術者に伝えましょう。

利尿薬、血圧の薬、ホルモン薬などを服用している場合は、自己判断で変更しないでください。鍼灸を併用したい場合も、主治医に相談すると安心です。

よくある質問

むくみに効くツボはありますか?

むくみに効くツボがあると断定することはできません。むくみの原因によって必要な対応が異なるため、急な腫れや片側だけの腫れがある場合は、まず医療機関へ相談してください。

むくんだ足にお灸をしてもよいですか?

腫れ、痛み、赤み、熱感がある場合は、自己判断でお灸をしないでください。皮膚の状態や持病によっても注意が必要です。

水分を減らせばむくみは改善しますか?

水分を極端に減らすことはおすすめできません。むくみの原因によって対応が異なるため、症状が続く場合は医療機関で確認してください。

参考情報

まとめ

ツボ押しやお灸は、むくみに対するセルフケアの一つとして考えられますが、むくみの原因を治すと断定できるものではありません。

片側だけの腫れ、痛み、赤み、息苦しさ、急な体重増加などがある場合は、セルフケアよりも医療機関への相談を優先してください。

鍼灸関連学会・セミナー・イベント
鍼灸師・あんまマッサージ指圧師・柔道整復師を目指す全国養成校 大学・専門学校一覧のバナーリンク
開業鍼灸師のためのお役立ちメディア「カルテラス」へのリンク

この記事を書いた人

アバター

日本鍼灸大学

日本鍼灸大学は「世間と鍼灸を学問する」をコンセプトに有志の鍼灸師とセイリン株式会社が立ち上げたWebとYouTubeチャンネルです。普段、世間話と鍼灸学のお話しを井戸端会議的に気軽に楽しめる内容に仕立て日本鍼灸の奥深さを鍼灸学生に向けて提供します。
※当サイトは学校教育法に則った大学施設ではありません。文部科学省の指導の元、名称を使用しています。

2023年より鍼灸柔整キャリアラボを試験的にスタート!鍼灸柔整キャリアラボは『詳細はこちら』ボタンからアクセス。