むくみとは?
むくみは、皮下組織内の余分な水分が組織に溜まることで起こり、手足や顔が腫れる不快な症状です。医学的には「浮腫(ふしゅ)」といいます。むくみの原因は、長時間の立ち仕事や座りっぱなし、運動不足などが原因で生じることが多いです。足などを指で圧迫する(押さえる)と、なかなか戻らない状態の時は、正常な時の体重の5~10%以上の水分の貯留があると言われています。むくみを解消するためには、適度な運動やバランスの取れた食事が大切ですが、鍼灸など東洋医学のツボ押しも効果的です。むくみに効くツボを紹介します。
むくみに効くツボ
1. 足三里(あしさんり)
足三里は、消化機能を改善し、むくみを軽減する効果があります。
- 位置: 膝のお皿の下、外側に指4本分下がったところにあります。
- 刺激方法: 親指で円を描くようにマッサージします。1日に数回行うと効果的です。
2. 三陰交(さんいんこう)
三陰交は、ホルモンバランスを整え、全身の血流を促進する効果があります。
- 位置: 足の内側、くるぶしの上約4指幅のところにあります。
- 刺激方法: 親指でゆっくりと押しながら、深呼吸を行います。1日に数分間行うことで効果が期待できます。
3. 陰陵泉(いんりょうせん)
陰陵泉は、体内の余分な水分を排出し、むくみを解消する効果があります。
- 位置: 膝の内側、膝下のくぼみから指4本分下がったところにあります。
- 刺激方法: 親指で軽く押しながら、円を描くようにマッサージします。
4. 水分(すいぶん)
水分は、体内の水分バランスを調整し、むくみを解消する効果があります。
- 位置: おへその上、指1本分のところにあります。
- 刺激方法: 両手の指を重ねて軽く押しながら、深呼吸を行います。
むくみが気になったらツボでセルフケア
むくみは日常生活の中で多くの人が経験する不快な症状ですが、ツボ押しを取り入れることで簡単にケアすることができます。足三里、三陰交、陰陵泉、水分といったツボを日常的に刺激することで、むくみの改善が見込めます。ぜひ試してみてください。
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