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鍼灸小話
鍼灸師のための解剖学入門㊺:胸郭筋群(大胸筋・小胸筋・前鋸筋)とツボ ― 呼吸・姿勢・自律神経を整えるアプローチ
はじめに 胸郭筋群は、呼吸運動の中心を成し、姿勢と上肢運動をつなぐ“前面の支柱”です。主に大胸筋・小胸筋・前鋸筋から構成され、胸郭の形状を保ちながら、呼吸・循環・姿勢・感情表現に深く関与しています。大胸筋は上肢の動きを担 […] -
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鍼灸師のための解剖学入門㊹:肩甲帯筋群(僧帽筋・肩甲挙筋・菱形筋)とツボ ― 肩こり・姿勢・呼吸を整えるアプローチ
はじめに 肩甲帯筋群は、首・肩・背中をつなぐ広範な支持構造であり、上肢の自由な動きを支えると同時に、姿勢と呼吸を調整する重要な役割を担います。特に僧帽筋・肩甲挙筋・菱形筋は、肩甲骨の位置と安定を制御し、全身のバランスを保 […] -
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鍼灸師のための解剖学入門㊸:頸部深層筋群(頭長筋・頸長筋など)とツボ ― 姿勢保持・自律神経・慢性痛へのアプローチ
はじめに 頸部深層筋群は、頸椎の前面で頭部を支える“隠れた支持筋”として、姿勢保持や呼吸・自律神経機能の調整に欠かせない筋群です。主な筋には頸長筋(longus colli)と頭長筋(longus capitis)があり […] -
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鍼灸師のための解剖学入門㊷:咽頭・喉頭筋群(咽頭収縮筋・喉頭挙筋など)とツボ ― 嚥下・発声・呼吸調整に活かす
はじめに 咽頭・喉頭筋群は、呼吸・嚥下・発声という生命維持に欠かせない3つの基本機能を司る筋群です。咽頭収縮筋(上・中・下咽頭収縮筋)は食物を食道へと送るポンプの役割を果たし、喉頭筋群(甲状披裂筋・輪状甲状筋・後輪状披裂 […] -
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鍼灸師のための解剖学入門㊶:舌筋群(舌内在筋・舌外在筋)とツボ ― 嚥下・発声・消化機能に活かす
はじめに 舌は発声・咀嚼・嚥下・味覚といった生命活動に不可欠な働きを持つ器官で、その運動を担うのが舌筋群です。舌の筋は大きく 舌内在筋(上縦舌筋・下縦舌筋・横舌筋・垂直舌筋) と 舌外在筋(舌骨舌筋・茎突舌筋・オトガイ舌 […] -
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鍼灸師のための解剖学入門㊵:表情筋群(眼輪筋・口輪筋・大頬骨筋など)とツボ ― 美容鍼・情緒・自律神経への応用
はじめに 表情筋群は顔面神経によって支配され、皮膚に直接付着するという解剖学的に非常にユニークな特徴を持つ筋肉群です。眼輪筋・口輪筋・大頬骨筋・小頬骨筋・口角下制筋・前頭筋などが含まれ、瞬きや口の開閉、笑顔や怒りといった […] -
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鍼灸師のための解剖学入門㊴:咀嚼筋群(咬筋・側頭筋・翼突筋)とツボ ― 顎関節症・頭痛・消化機能との関わり
はじめに 咀嚼筋群は、食物を噛み砕くために働く筋群で、咬筋・側頭筋・外側翼突筋・内側翼突筋を中心に構成されています。これらは顎関節の動きを制御し、咀嚼・嚥下・発声に深く関与します。近年では、食生活の変化やストレスによる顎 […] -
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鍼灸師のための解剖学入門㊳:頸部伸筋群(僧帽筋・板状筋)とツボ ― 頸部痛・頭痛・姿勢保持に活かす
はじめに 頸部伸筋群は、頭部を支え、頸椎を伸展させる筋群であり、現代人に多い肩こり・緊張型頭痛・ストレートネックに深く関与します。代表的な筋には僧帽筋上部線維・頭板状筋・頸板状筋・半棘筋群があり、後頸部から肩甲帯までを覆 […] -
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鍼灸師のための解剖学入門㊲:頸部屈筋群(胸鎖乳突筋・斜角筋)とツボ ― 頸部痛・呼吸補助・自律神経症状に活かす
はじめに 頸部屈筋群は、頭部と頸部の前面に位置し、頸椎を安定させるとともに頭部の前屈や回旋を担う重要な筋群です。代表的な筋には胸鎖乳突筋と斜角筋群(前・中・後斜角筋)があり、日常動作だけでなく呼吸補助筋としても大きな役割 […] -
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鍼灸師のための解剖学入門㊱:呼吸筋群(横隔膜・肋間筋・胸鎖乳突筋など)とツボ ― 呼吸機能と自律神経調整
はじめに 呼吸は生命活動の根幹であり、その運動を担うのが呼吸筋群です。主要な呼吸筋には、横隔膜・外肋間筋・内肋間筋があり、補助呼吸筋として胸鎖乳突筋・斜角筋・腹筋群も関与します。これらの筋群は呼吸リズムを調整するだけでな […]
