お灸の材料モグサの語源
燃える草モグサ
お灸には「モグサ」が使われます。モグサの語源は「燃える草」であるといわれています。欧米ではお灸のことを「MOXA」といいます。モグサの原料は、蓬(よもぎ)の葉の裏にびっしり密生している毛(線毛)です。乾燥させたよもぎの葉を石うすで細かく砕き、何度もふるいにかけて綿毛を取り出します。それでも古くから蓬がお灸に用いられてきたのは、シネオールをはじめとする精油成分が、火をつけるとじんわり適温で燃えます。体表温度は一般的には60〜80℃ぐらいです。シネオールの香りは邪気を祓う力があると信じられていたため、端午の節句に菖蒲と共に蓬を飾る地方もあります。蓬餅もその様な文化の中で作られました。
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本日の言葉
人には燃えることが重要だ
松下幸之助(実業家 発明家 著述家)
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